昆布のヒミツ
昆布の伝来
昆布が日本に広まるまで
もともとはアイヌ語の「コンプ」に名前の由来を持つ北海道発祥の昆布、いまや日本全土で広く親しまれており、長寿国日本の和食文化を支えています。
昆布の伝来の起源は、松前と本州を交易船が行き来していた鎌倉時代にまで遡ります。室町時代には越前・京都・大阪にまで広まり、江戸時代になると、北前船を使って下関から瀬戸内海を通り、西回り航路で大阪へ。
さらに東回りで江戸や九州、琉球王国、清にまで伝播。海を渡った昆布は、各地に新しい食文化をもたらしました。
キレイの味方
昆布の三大成分
1.食物繊維、アルギン酸、フコダインで、腸からアンチエイジング
昆布を加熱したときに出てくるネバネバの成分は、海藻類特有の水溶性食物繊維、アルギン酸とフコダイン。脂質の吸収を抑えてコレステロールや中性脂肪をたまりにくくする作用や、腸内環境を整えて免疫力を上げる作用が期待できます。
2.フコキサンチンで余計な体脂肪を燃やす
抗酸化力のあるカロチノイドの一種。志望の蓄積を抑え、脂肪細胞中で、志望の燃焼を促すたんぱく質「UCP-1」の活性を上げて、二重に脂肪を減らす。血糖値上昇の原因となる内臓脂肪から出る炎症性物質の生成を抑える、筋肉への糖取り込みを促すといった抗糖尿病作用も。
3.うま味成分グルタミン酸で美味しく減塩
うま味成分であるグルタミン酸を加えると味の物足りなさを補っておいしく減塩することができます。舌だけではなく胃にもグルタミン酸の受容体があり、消化吸収に関係している可能性が示されています。
種類がたくさん!
日本で採れる昆布の95%以上は北海道で、その他に東北の三陸海岸沿いで採れ、場所によって採れる昆布の種類も違ってきます。
どの昆布で、だしを取っても、煮て食べても良いかもしれませんが、実は昆布によって使い方が異なってきます。
昆布の種類、特徴を知って、用途に応じて選びましょう。
長昆布
厚葉昆布
細目昆布
日高昆布
真昆布
利尻昆布
羅臼昆布
昆布を使った料理はこちらから
昆布を使った料理をご紹介
昆布の伝来と栄養素についてご紹介致しました。料理のうま味もヘルシー度もワンランク上げる昆布を日常の生活に取り入れて貰えると幸いです。昆布のお料理については昆布レシピからご確認頂けますので合わせてご覧ください。